あのとき神様がいなくなり、意地悪な私だけが残った。（7500字）｜小池みき｜note

WEBメディア現代ビジネスに、「「スピリチュアル女子」をあざ笑うすべての人に言いたいこと」というコラムを寄稿した。スピリチュアルビジネスにハマる人々をやたらと冷笑するのはやめた方がいいのではないか、という内容である。 ただそれだけのことを言うために、当初はだらだらと1万字以上もの文章を書いていた。もちろんそこから大幅に削り込んで、寄稿したコラムはできあがっている。そして以下の文章は、削り落とした文章をもとに書いたものだ。 これは今考えれば、私がスピリチュアルビジネスに関心を持つ理由であると同時に、私の精神的・社会的活動の原点だという気がする。コラムの裏話として読んでいただけたらと思う。 ＊ 私がスピリチュアルを笑えないのは、10歳のときに神を失ったからだ。 などと書くとあまりにも陶酔的でこの文章自体が失笑ものだけど、私にとっての事実をうんと短縮するとこういうことになる。 1996年の秋に父

[zeromoon0]

もう少し短くなるような気がする。

[circled]

みんな存在しない神を心に作って、神はいないと嘆くのだけど、あなたの作ったそんな神はいないだけなので。ボディガードな神とか、ご利益信仰の神とか、聖書に書かれていない神を作って皆否定する。

[yuuboku]

『彼女たちを嘲り、攻撃したい（一応書いておくがこれは「批判」とは違う）という気持ちが浮かぶとしたら、それは自分の「安心したい」という気持ちの現れであると、今の私は知ってしまっているから。』これだ。

[drunkun]

“話が通じないこと、少なくとも「通じないと思わされること」は、人の悪感情を効率よく増幅させる。なぜなら、相手を「馬鹿」だと思えるからだ。向こうから見ても同じかもしれないのに”

[nyuugyuu]

件の記事を批判している人は、妊活周辺のスピリチュアルが公共の福祉（e.g. 感染症）に反するから強く反応しているだけではないでしょうか（私はそう）。個人的な思想信条は尊重します。

[paravola]

何より、「自分たちが正しい」と信じきっているらしい優子さんの態度に嫌悪感をおぼえた／私の意見を結局は否定するくせに、一応意見を聞くふりをする彼女のことを、私はどうしても良いと思えなかった

[nisisinjuku]

"優子さんは私のことを「無知でかわいらしい子」くらいに思っていた可能性も高い。" 実際は強情な子と親だと認識し上司を連れて説教しに行ったのだろう。将を射んと欲すれば先ず馬を射よだ。親が落ちない場合の策(ry

[t-tanaka]

ニーチェがめざしたのは，このような精神性なんだろうなあ，と思わせるすばらしい文章だった。自己分析と思索の果てに，たどり着ける境地がある。見習いたい。

[ropebreak]

筆者には、スピノザを解毒剤としてお薦めしたい。ナナメ読みで構わないから。そして読んだら次は『プロ倫』を外套代わりに心に着せよう。そして半分マジで"God save me from your followers"ステッカーをお薦めしたい。

[pero_pero]

面白く読んだ。自分がそちら側に転がっていた可能性に気がつくと、境界を越えた側の人は自分と何が違うのか考えるようになる。嘲笑えなくなったのは「対象に関心があるから」のような気が。

[kamezo]

b:id:entry:374716322 〈の裏話として〉ねぇ……。

[perl-o-pal]

こっちの方が読み物としては面白かった。//自分がそうだから他人もそうだろうと考え、良かれと思って口に出したら、結局の所勧誘員とやっている事は同じだ。

[matsui899]

グレッグイーガンの祈りの海や放浪者の軌道に思想は似ているのかもしれないな。相対化して終わるというか。生活感のないフワフワした感じがする。

[cj3029412]

ライターとして伸び目のないことはよくわかりました。

[nisatta]

（http://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/58774）