「鬼滅の刃」炭治郎のケア労働｜yuco

※盛大にネタバレを含みます※ うちの子供たち（小一と年少）がYouTubeで鬼滅の刃の二次創作的なのを見まくった結果として本編も見たがり、残酷描写も多いようなのでしぶしぶ（ヤバいのがあったら特に下の子は遠ざけるつもりで）一緒に見始めたら、面白くてむしろ私がハマってしまった。結局、辛かったら見なくてもいいよ離れてもいいよとは言ったが、子供たちにはAmazon Primeでテレビアニメを全部見せてしまったし、私はそれより先に子供たちが寝ている間にテレビアニメを全部と原作の漫画を最後まで読んだ。 少年が大きな目標を持ち、目標を同じくする仲間たちと切磋琢磨して成長し、最後にはラスボスを倒すという大筋はいかにもな週刊少年ジャンプの漫画だし、私はもともと戦いがテーマの漫画もグロいのも好きではなくあまり読んできてなかったのだが、そういう漫画の内容がこれほどまでに「ケアをめぐる物語」であったのは想定外だっ

[yuco]

書いた

[sifue]

炭治郎と言うキャラが愛される理由がやっと分かった気がする。個人の物理的な利益を中心とした平成的な生き方の揺り戻しで、共同体や心を大切にする新たな生き方を世間が求めているのかなとも思った。

[natukusa]

伝統的な「男、家長たるもの」にはしばしば「女子供や弱者に情があり社会性が高い」が理想とされ、それ前提に炭治郎のは「優しい家父長制」という指摘を見たけど私も同意。なので家父長制的な物語ではあるんだよな。

[natu3kan]

伝承法VS一英雄。メンタルで不死の鬼に勝つために家事労働みたいなシャドウワークや文化が効いてるのではという話。

[IkaMaru]

互いに1000年続いてカルトとして洗練された鬼と鬼殺隊の二集団の間に入り込んだニュージェネレーションの異分子が炭治郎。だからこそ主人公たり得るし、戦いを終わらせるに相応しいのだ、きっと

[about42]

逆に無惨様もケアはしないけれど癒し手であるんだよなぁ。鬼になる人の絶望に対して提案してくる。ただ加入後は、時々優しいDV男みたいになるが。

[babelap]

救世主物語の類じゃない？　病を癒されたり問題や悩みを解決してもらったりして救世主の力になろうとまわりが思う流れは少年漫画でもよく見る（うしおととら とか）。ケア労働的な描写が特殊かはよくわからん

[kou-qana]

バリキャリかつ家族の太陽みたいなスーパーお母さんだ。

[Wafer]

このあたり、一世代前のなろう系異世界最強主人公に通じるところがある。完璧超人なのでその辺もうまくこなしてしまうのだ。描写が一回りしたため最新のトレンドは復讐系やゆがんだ性格のものが増えてきているらしい

[yarumato]

“主人公は、現代日本に例えるなら、賃労働（現金収入）に加えてケア労働（家事と子供の世話）も手を抜かず全部やっている。般人や仲間もケア。「弱肉強食はまちがい。弱きを守るのは自然の摂理」”

[watapoco]

仕事で結果出しつつ周囲と調整して部下のケア労働もする、って今の会社員には必須なので、家では炭治郎はどこ行っても通用するね、なんて言いながら読んでた。普段少年漫画読まない大人も読めるのこれあると思う。