エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
Y ~地球最後の男~ - 反乱 5
5 遠野満里はエリートではなかった。 軍人ではあったが、出世コースには乗らず、将来的には新人教育係... 5 遠野満里はエリートではなかった。 軍人ではあったが、出世コースには乗らず、将来的には新人教育係程度になれれば御の字だった。 年を取れば曹長あたりになって、内務に携わる。 そういうものだと、理解していた。 「――それが、どういう因果なのかなあ」 着ているのは、楽な訓練着ではない。 堅苦しい軍服である。 肩と胸に、階級章がきらびやかに輝く。 以前は、その階級章は他人に見せびらかしているのだと思っていたが、いまはちがう。 階級章の輝きは、自分に対する戒めだ。 これに恥じぬように生きろ、という無言の圧力である。 軍人は大変だと、満里は少尉になって思う。 少尉といえば、幹部候補生がまず任命される階級である。 幹部候補生にとってはいちばんの下っ端だが、一般の兵士にとっては手の届かない高みだ。 新米少尉である北森日和に、もっとやさしくしてあげればよかったと、同じ苦労を知ったいまになって思った。 「で