こういうのでいいんだよLV100。『ダンジョンズ＆ドラゴンズ アウトローたちの誇り』感想＆レビュー（ネタバレあり） - 沼の見える街

「頭空っぽにして楽しめる映画は、頭空っぽでは作れない」という有名なことわざがある。いや実際にはないが、多くのクリエイターが同意する真理だろう。観る側は頭を空っぽにしようが熟考しようが好きに観てOKなのだが、作る側が「頭空っぽ」で雑に適当に作ってしまえば、まず間違いなく観客は「えっ今の展開おかしくね？」とか「今時こういう表現はないわー」とか「とにかく話がつまらない」とかいちいち気を散らされてしまい「頭空っぽ」では楽しめなくなることだろう。「頭空っぽで楽しめる」とか「こういうのでいいんだよこういうので」と観客が思えるような「ちょうどイイ！」塩梅の作品を作るのは、実は極めて高度な技術なのだ。その真実を改めて思い知らせてくれる、「こういうのでいいんだよLV100」みたいなエンタメ大作が劇場に降臨した。『ダンジョンズ＆ドラゴンズ アウトローたちの誇り』である。 『ダンジョンズ＆ドラゴンズ アウトロー

[LuckyBagMan]

本編中には "あからさまなメタ描写" は無いんだけど、TRPGプレイヤーだと所々の展開見てたらセッションの風景を幻視できるんだよね…『うわーDM絶対頭抱えてるわここ…』とか

[uzu64]

この方にほぼ同意。各所に今を感じる作品だった。英語ネイティブの観客がいた場所で観たけどネイティブの皆さんが一番笑い声上げてたのゼンクが去る場面だったよ。その際のエドガンの語りに爆笑してた。楽しかったな

[kusunoe]

“オタク文化圏への過剰な目配せ・ウケ狙いや、メタな奇手奇策に頼らず、真に万人が楽しめる「開かれた」ような作りにしたことは、結局この映画にとっても、元ネタの『D&D』にとっても良かったんじゃないかと思う”

[Imamura]

ダメプロットの一例とされる「おつかいプロット」を堂々とやっていて、TRPGをモチーフにしているからにはこうしないとという意思を感じた。元ネタを知らなくても楽しめて、知っていればニヤリとするんだろうな

[Wafer]

リブート前の20年前のシリーズ第1作は文字通り頭空っぽにして撮った映画という印象だった

[Dursan]

「普通に面白い」がこれほど似合う映画も昨今珍しい

[tekitou-manga]

余りTRPG観点は表に出てないような気はした。吹替でもみてみようかな。ドラゴンはもうずっと笑い転げてた/一回みただけでこの記事書けるの凄すぎる……

[kagehiens]

B級ばっかりのイメージのあったD&D映画にこんな名作が！製作陣は本当によくやってくれた(何様)‼

[yujimi-daifuku-2222]

無理にメタっぽくゲーム面を強調せず、D&Dの世界観を下敷きに手堅く鑑賞に足るドラマを作ってきたなと。/近年のゲーム発の小説や映像作品によく見られる手法で、方法論が確立された感がある。

[maturi]

王道RPG…「第四の壁」…　Your Story…　うっ！！

[nekokauinu]

この映画が気に入った人は『パディントン２』もぜひ観て！　楽しめると思う。