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鈴村和成「ランボー、砂漠を行く」
筆者にとってのアルチュール・ランボーは、少年詩人としてのランボーだった。彼がまだ十代の若さで詩を... 筆者にとってのアルチュール・ランボーは、少年詩人としてのランボーだった。彼がまだ十代の若さで詩を作ることをやめ、忽然と姿をくらました後のことについては、殆ど何も知らなかった。三十七歳になった彼が、マルセーユの病院で片足を切断され、それから間もなく死んだということは知っていたが、彼が詩を捨ててから命を失うまでの間に、どんな生き方をしていたかは、ほとんど知らなかったのだ。 鈴村和成著「ランボー、砂漠を行く」(岩波書店)は、筆者が知らなかったランボーについて、実に多くのことを教えてくれる書物である。この書物は、ランボーが詩を捨てて放浪生活を始めて以来、マルセーユの病院で足を切断されるまでの、この稀有の詩人の足取りを追いかける。そして、そこから浮かび上がるランボーと言う人間の実像がどのようなものだったのか、それを探り当てようとする試みである。 詩人としてのランボーは、この世の中と折り合いをつけるこ