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古賀豪『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023/日) - 海外文学読書録
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古賀豪『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023/日) - 海外文学読書録
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 関俊彦 Amazon ★★★★ 昭和31年。日本の政財界のトップに君臨していた龍賀一族の当... 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 関俊彦 Amazon ★★★★ 昭和31年。日本の政財界のトップに君臨していた龍賀一族の当主が死去する。龍賀一族は製薬会社を経営しており、帝国血液銀行と取引があった。帝国血液銀行に勤める水木(木内秀信)が葬儀の行われる哭倉村に派遣される。そこで謎の男・ゲゲ郎(関俊彦)と出会う。 原作は水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』【Amazon】。 国家による搾取構造を戦争と絡めて表現しているところが良かった。太平洋戦争では国民の多くが国家のために犠牲になった。兵卒は上官から玉砕を命じられ、半ば死ぬことを目的とした無茶な作戦に従事させられた。そして、そのような搾取構造は戦後になっても続いている。戦後政財界のトップに上った連中は戦時中の権力者たちであり、彼らは国民の血税をチューチュー吸って肥え太っている。その構図を哭倉村で露骨に再現しているところが本作の肝だろう(血液に注目である)。黒