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明治生まれの祖父は100年も鎌倉で生活してきたからなのか、《新しい》《変わっていく》鎌倉に対する抵抗... 明治生まれの祖父は100年も鎌倉で生活してきたからなのか、《新しい》《変わっていく》鎌倉に対する抵抗や対抗心が強かった。それは、ここ20年くらいで増えた古民家を改装した洒落たカフェやレストランで、必然的に若い女性が集う場所だったりしたわけだけども、明治男は頑なに認めようとしなかった。 祖父と鎌倉を散歩したとき、若い女性が集まっている店を見ては「あんなのは……違う」と苦虫を噛み潰したような顔で呟くものだから、僕は「そうだね」と不本意な同意をするほかなかった。 そんな祖父も震災のあった春に死んだ。己の100年がそうであったように孫の僕に「自分らしく楽しくやれ」と言い残して。僕は祖父の言うように自分らしく生きるしかない。素直な気持ちで「民家を改装した洒落た店で女性たちに囲まれながら美味しい料理を食べたい」と思った。死んだし、もういいだろうと思った。爺ちゃんスマン。死人にクチナシ。 こうして僕は妻
2015/09/08 リンク