Linuxカーネルで学ぶC言語のマクロ - 覚書

はじめに 本記事は電子書籍版もあります。 linuxカーネルはC言語のマクロを駆使して書かれています。それらのうち、凝ったマクロになじみの無い人には初見では意図がわからない&わかってみれば面白いであろうものをいくつか紹介いたします。対象読者は、C言語のユーザだけれども、マクロは定数定義くらいにしか使わないというライトなマクロユーザです。 マクロを使用する場所に依存するエラーを防ぐ 次のマクロは、二つの引き数の値を置換するだけの単純なものです。 #define swap(a, b) \ do { typeof(a) __tmp = (a); (a) = (b); (b) = __tmp; } while (0) 注目すべきはマクロの定義全体を囲んでいるdo { ... } while (0)という表記です。初見の人には何のことかわからないと思います。考えられる最も単純な定義から遡って、なぜこ

[gabari]

##くらいまでなら使ったことある、って感じだなー。C++だけどステートマシンと関数ポインタ組み合わせたりしたことはあるが魔境になりやすい。/(追記)括弧、do while はテンプレートのないcでは必要悪で禁止する程では無い

[masatomo-m]

親構造体のポインタを取るマクロ、自分も追いかけてようやく仕組みが理解できたときに「Cがちょっとわかるようになった」気がしたなあ

[namakin]

container_ofが何で値を返せてるか分かんなくて調べまくった。GCC拡張だった（https://gcc.gnu.org/onlinedocs/gcc/Statement-Exprs.html#Statement-Exprs）。typeofもそうだけど、処理系依存は処理系依存と書いておいてほしい。

[programmablekinoko]

”「うまくいかないケース」を全て知らないと、なかなかこの do {} while (0) の意図は理解できないと思います。linuxカーネル以外でも頻出のCマクロのイディオム”　半端ないCプログラミングの歴史の積み重ねを感じる

[kazuhi_ra]

はええ

[richard_raw]

空のdo whileは真似して使っています。引数の文字列化は試してみたい。

[ooblog]

#C言語 「値を置換するだけの単純な~define swap(a, b)~do {} while (0)で囲めば、それが可能に~型については別のswap()を定義する必要~typeof(a) __tmp = (a)~重複~保守性~マクロを使えば~コーディングを減らせます」

[strow0343]

マクロは便利だけど可読性はしんどいしコンパイルエラーがカオスになりやすい。チーム全員がC言語を熟知しているなら有りだけど

[versatile]

do while にするのは最適化によってスコープを消させないためのトリッキーな技だと思ってた。いずれにせよ C のマクロは便利すぎ＆罠多すぎなので、好きではない。

[junglejungle]

grepで追えなくなるようなマクロは禁止したい

[honma200]

今見ると分かるなぁ。成長したわ。って、なんで3月の記事が今ホットエントリ入りしてんの？

[atsushifx]

else文の罠には気付かなかった。

[onesplat]

基本じゃねえか

[udzura]

マクロ

[mohno]

なんか定番……と思ったらforeachマクロは知らなかった。こういうのもC++なら要らないテク……と思っても、C++は大きすぎて、かえってC言語の需要がなくならない印象。（自分では研修以外で使う機会がないけど）

[yarumato]

“対象読者はC言語マクロは定数定義しか使わないライトなユーザです。「うまくいかないケース」を全て知ればこの頻出イディオムの意図を理解できる。ビルド設定で特定関数を何もしないよう定義する”

[sassy_watson]

マクロ！マクロ！マクロ！