ニホンゴ「再定義」 第７回「萌える」 | 小説丸

当連載は、日本在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日本語エッセイです。 動詞「 萌える 」 「萌える」とは！ 【草木が芽を出す、芽ぐむこと】…ネット国語辞典より。 違うそうじゃない！ ということで21世紀前半の人民が「蓋然性の友」として半ば仕方なく頼りにしている Wikipedia（2023年８月19日時点）によると、 【日本のサブカルチャーにおけるスラングで、主にアニメ・ゲーム・アイドルなどにおける、キャラクター・人物などへの強い愛着心・情熱・欲望などの気持ちをいう俗語。意味についての確かな定義はなく、対象に対して抱くさまざまな好意の感情を表す。】 だそうだ。まあ、最大公約数的に or 最小公倍数的によく纏めましたという感じで文句はないけど、これで何か学びを得た、世界の新しい面を知ることができた、的な実感はない。 というか

[ka-ka_xyz]

"内面的に「萌え」定義の一歩手前ぽいイメージを抱えており、彼らはそれについて完全な言語化はできないものの、他人がぶち上げた言語的定義に対して「イヤそれは違う！」と異議を唱えて収束させない" SF定義で見た

[gonai]

私は「可愛さからエンドルフィンが出る現象」と定義しています