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感傷的になったのは、久しぶりに訪れたこの街のせい。 - ふかふかの夜に。
堀内カラーに用があって ものすごく久しぶりに茶屋町に行った。 春みたいな暖かい日差しが降りそそいで... 堀内カラーに用があって ものすごく久しぶりに茶屋町に行った。 春みたいな暖かい日差しが降りそそいで、 そこかしこで クリスマスソングが流れてた。 専門学校に通っていた頃 恋人の働く会社が近くにあって、 よく、並んで歩いてた。 そんなことを思い出すと、同時に 何者でもなくて、何者かになりたくて焦ってた 当時の気持ちが不意によみがえる。 ぼんやりと憧れていた世界、 デザイナーとかスタイリストとか 面白そうな仕事をしてる少し年上の人たち。 力の抜けた感じで 楽しい人とつるんで、 賑やかにお洒落に暮らしてる、 そんなライフスタイルを雑誌で眺めては 憧れの未来を思い描いてた。 今ならわかる、憧れだった人たちは 「お洒落で楽しそう」だけの要素で 眩しく見えてたわけじゃなかった。 日々小さく変わり続ける日常は いつだって等身大の繰り返しで。 生きるって、 かっこわるくて惨めで泥臭くて 悩んだり 怒ったり
2019/11/18 リンク