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源氏は宮に手紙を送る。宮は悲しみが募る【源氏物語 171 第九帖 葵44】左大臣は女房達に故人の愛した手まわりの品、衣類などを分ける - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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源氏は宮に手紙を送る。宮は悲しみが募る【源氏物語 171 第九帖 葵44】左大臣は女房達に故人の愛した手まわりの品、衣類などを分ける - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
大臣は女房たちに、身分や年功で差をつけて、 故人の愛した手まわりの品、 それから衣類などを、目に立... 大臣は女房たちに、身分や年功で差をつけて、 故人の愛した手まわりの品、 それから衣類などを、目に立つほどにはしないで上品に分けてやった。 源氏はこうした籠居《こもりい》を続けていられないことを思って、 院の御所へ今日は伺うことにした。 車の用意がされて、前駆の者が集まって来た時分に、 この家の人々と源氏の別れを同情してこぼす涙のような 時雨《しぐれ》が降りそそいだ。 木の葉をさっと散らす風も吹いていた。 源氏の居間にいた女房は非常に皆心細く思って、 夫人の死から日がたって、 少し忘れていた涙をまた滝のように流していた。 今夜から二条の院に源氏の泊まることを予期して、 家従や侍はそちらで主人を迎えようと、 だれも皆|仕度《したく》をととのえて帰ろうとしているのである。 今日ですべてのことが終わるのではないが非常に悲しい光景である。 大臣も宮もまた新しい悲しみを感じておいでになった。 宮へ源氏