エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
平家物語53 第3巻 足摺②〈あしずり〉〜The Tale of the Heike🌊 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
平家物語53 第3巻 足摺②〈あしずり〉〜The Tale of the Heike🌊 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
「俊寛がいまこんな有様になったのも、 あなたの父の謀叛からじゃ。 あなたも知らぬ顔はできぬはずじゃ... 「俊寛がいまこんな有様になったのも、 あなたの父の謀叛からじゃ。 あなたも知らぬ顔はできぬはずじゃ。 頼む、許されぬとあらば都とまでは言わぬ、 せめてこの船で日向か薩摩の地まで連れて行ってくれい。 あなた方が島にいればこそ、 時には故郷のことも伝えきくことができた。 今わし一人になったら、それもできなくなるのじゃ」 俊寛は少将の袂をつかんで離さぬ。 袂が島と本土とむすぶただ一つの橋のように、 彼は両手でつかんでいた。 俊寛に口説かれた少将は、 もともと気性の優しい人だけに涙ぐみながら、 何んとかこの男に希望を与えようとして懸命に慰めた。 「まことにご尤もの話しと思います。 われら二人が召し帰されるのは嬉しいが、 あなたを見ては行くに行かれぬ気持です。 お言葉通り、船に乗せてお連れしたいが、 上使の方が、それはだめじゃと、 それ、さきほどからくり返して申しておらるる。 許されもしないのに三人