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平家物語72 第3巻 法印問答②〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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平家物語72 第3巻 法印問答②〜The Tale of the Heike🪷 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
法皇にもこの清盛反乱の噂は耳に入っていた。 うそにせよ、まことにせよ、現在の情勢で、 清盛と対等に... 法皇にもこの清盛反乱の噂は耳に入っていた。 うそにせよ、まことにせよ、現在の情勢で、 清盛と対等に物がいえるのは、 法皇一人ぐらいのものだったのである。 法皇は、 側近の浄憲《じょうけん》法印を使者にして 法皇の言葉を清盛に伝えさせた。 「最近の内外の情勢は、未だ予断を許さず、 人心の不安は、いよいよ拡大する傾向にある。 朝廷では世間の成行きすべてに就て、 いろいろと心を悩ましているが、 何くれと頼りにもし、力と頼んでいるのは、 その方一人である。 それが近頃は、天下の平和を心掛けるどころか、 朝廷に向って弓を引くという噂さえあるのは、 一体何事であろうか?」 清盛は、しかし使いの浄憲法印を、 朝から夕方まで、待たせっ放しで逢おうともしないので、 しびれを切らした法印は、 使いの趣を 源大夫季貞《げんたいふすえさだ》に言い置いて、 暇乞いをして帰ろうとした。 すると、 「法印を呼べ」 とい