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株価上昇がもたらす、バブル増殖のメカニズム
現在の日本の会計制度では、企業保有株式の時価が増大すると、経常利益が増加する仕組みになっている。... 現在の日本の会計制度では、企業保有株式の時価が増大すると、経常利益が増加する仕組みになっている。そのため、株価上昇で企業利益が見かけ上増加し、それがさらに株価上昇を煽るというバブル増殖メカニズムが働く可能性がある。 株価上昇による利益増は、統計でも確かめられる。3月1日に公表された法人企業統計によると、2012年10~12月期の全産業の営業利益は10兆6084億円で、前年同期比5.5%の減となった。しかし、経常利益は12兆7901億円で、7.9%の増になった。これは、株価上昇の影響であると考えられる。以下では、株価上昇が経常利益を増大させるメカニズムについての定量的な分析を行おう。 最初に、制度を概観しておこう。保有有価証券の評価の原則は、時価評価だ。とくに、企業が売買目的で保有している有価証券(流動資産に分類されている)は、期末時点での時価をもって貸借対照表の価額とすることになっている。
2013/03/26 リンク