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役所も黙認か「貧困ビジネス業者」驚きの手口
正社員として働き、親に仕送りもしていた 夕飯は塩コショウで炒めたモヤシと醤油をかけた豆腐半丁とご飯... 正社員として働き、親に仕送りもしていた 夕飯は塩コショウで炒めたモヤシと醤油をかけた豆腐半丁とご飯。「本当は卵かけご飯を食べたい。でも、卵、高くなりましたよね。あまり買わなくなりました。卵かけご飯、本当は好きなんですけど」とミキオさん(仮名、41歳)は話す。肉や魚を口にするのは1カ月に1度くらい。「最近、いつ食べたか? 年末だったかな。たしか豚汁を作ったときに食べたのが最後です」。 ミキオさんはいわゆる貧困ビジネスの被害者だ。今も生活保護を利用しながら、東京23区内にある元学生寮だったという施設で暮らす。生活保護の生活扶助費は毎月約7万6000円のはずだが、業者から手渡されるのはなぜか3万~4万5000円。保護費が振り込まれる預金通帳を取り上げられているので、残りのお金がどうなっているのかはわからないという。 施設の定員は「4、50人くらい」で、入居者のほとんどは生活保護利用者。「タバコを