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加齢に伴い海馬で激減する物質が記憶力低下の原因か 立教大学が発見
立教大学スポーツウエルネス学部の服部淳彦特任教授らは、老齢になると記憶力が低下する原因の一つが、... 立教大学スポーツウエルネス学部の服部淳彦特任教授らは、老齢になると記憶力が低下する原因の一つが、海馬におけるN1-acetyl-5-methoxykynuramine(AMK)量の低下にある可能性を突き止めた。 まず、AMKの合成経路を調べたところ、松果体から分泌されたメラトニンは血液を介して海馬に到達し、海馬においてAMKに変換されることが分かった。次に、若齢マウスと老齢マウスの海馬におけるAMK量を測定して比較した結果、老齢マウスのAMK量は若齢の1/20以下にまで激減していることが判明した。老齢マウスでは、AMKの合成にかかわる酵素の遺伝子発現が有意に減少していたという。従って、AMKが加齢に伴う記憶力低下の原因の一つである可能性が示唆された。 実際に、AMKをマウスに投与すると、海馬において記憶形成に重要なタンパク質のリン酸化が誘導されることを見出したとしており、AMKが短期記憶か
2024/01/28 リンク