「科学と政治が不可分なら、我々はただそのことを受け入れなければいけないのか、それとも積極的に政治は科学に介入すべきなのか」-「キャンセルカルチャー」論争続編 - わが忘れなば

前回の記事で 2021-22 にかけてアメリカ化学会の発行する学術誌で起きた「キャンセルカルチャー」をめぐる論争について、大雑把なものながら紹介をした。反応を見ると、「科学の政治化」を憂い、「キャンセルカルチャー」批判を行う側のアンナ・クリロフに共感した人も、「政治と無関係な科学」の不可能性を説き、「キャンセルカルチャー」という概念そのものに疑問を投げかけるフィリップ・ボールやハーバートらに共感を抱く人も両方いたようだ。 ぼく個人としては、ボールやハーバートらの主張にシンパシーを抱きつつも、各々の主張の紹介は公平なものであることを心掛けていたつもりなので、評価が分かれたことは多としたい。 ボール（たち）の主張にいまいち乗り切れないものを感じる場合、「科学はそもそも政治的である（そうでないものはありえない）」という科学観がどうしても魅力を欠いたものであるということがあると思う。クリロフとボー

[fromAmbertoZen]

セルクマ

[IkaMaru]

言論による糾弾は暴力や疎外になぞらえ憂う割に、日本学術会議のような資金力や政治権力そのものによる横槍には反応がニブい。少なくとも後者が「キャンセルカルチャー」と呼ばれたことは覚えがない

[steel_eel]

空中戦を展開する前にその想定した8つがそれぞれ実際にどのくらい現実の科学に影響してるか調査して本当に問題になるほどなのかを検証してくれ。社会学の悪いとこだよなこういうの。

[myogab]

科学者の動機や熱意が政治性と無縁ではあり得ないのは人の性ではあるが、科学的プロセスは政治的に進めると往々にして科学ではなくなる。どんなに政治的動機でも手段が科学的ならば目的に反する結果を導くのも科学で

[zyzy]

まぁこれは確かに無限メタ取り合いになっちまうのだが、ひとまずクリロフだけが不誠実すぎる。というか基本的に自身の意見にあるバイアスを認めない人は、議題に乗る資格がない。

[Fondriest]

「政治性が科学に入り込むときにどのように入り込むのかを吟味しなくてはいけない」まあ当然の話で左派は抽象化された「政治性」を問題にしてるのではないから「そっちも政治的だ」っていうのは反論として成立しない