社会運動の視点から「スナフキン：ムーミン谷のメロディ」をレビュー。警察への抵抗から公共空間の模索，ジェントリフィケーションまで

社会運動の視点から「スナフキン：ムーミン谷のメロディ」をレビュー。警察への抵抗から公共空間の模索，ジェントリフィケーションまで 編集部：町田 ※本稿には，物語の結末を含む重大なネタバレが含まれます。 「スナフキン：ムーミン谷のメロディ」（PC/Nintendo Switch）――なんの事前情報も確認していない人が，このタイトルを知ったらどんなゲームを想像するだろうか。スナフキンが主人公なのは，まあその通りだ。そして舞台はきっとムーミン谷。それも正解である。では何をするゲームか？ ……スナフキンがムーミン谷の住民たちと交流をするゲーム？ それも，間違いではない。だが主題は違う。本作は，プレイヤーがスナフキンとなって，「ムーミン谷の再開発に抵抗していく物語」なのである。 ゲームはスナフキンが冬の旅から帰ってきたところから始まる。ムーミントロールと「橋で再会しよう」と約束していたスナフキンは，わ

[rna]

スナフキンがアナーキーなのは原作読んで知ってたけどそこをゲームにするのか。リアルの警察廃止運動は支持しないけど(コミュニティの善意みたいなものを信じてないので)おもしろそう。

[muchonov]

漂泊者スナフキンが普通に受け容れられていることからも、ムーミン谷が閉鎖的な村落共同体ではなく「開かれた共同性を持つ自律の空間（アウトノミア）」であることは原作でも示されてた。その延長にある物語なのかも

[hi_kmd]

気になってるゲーム。本を読むみたいな感覚でやってみようかな……。

[kei_mi]

”この描写自体は，決して原作から逸脱した描写ではない。むしろ原作にきわめて忠実である。”　納得。

[tagomoris]

そういえば出てたのか、こんなゲームなのかｗ

[cinefuk]

アナキストによる資本主義や官僚主義への抵抗は原作にも描かれているが、たしかに「BLM以降に作られた作品」