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「ひきこもり=困難な状況にあるまともな人」斎藤環さん:朝日新聞デジタル
川崎市で児童らが殺傷された事件と、元農林水産事務次官によるとされる殺人事件――。「犯罪」をきっかけ... 川崎市で児童らが殺傷された事件と、元農林水産事務次官によるとされる殺人事件――。「犯罪」をきっかけにいま、メディアで「ひきこもり」問題が取り上げられています。しかしこの状況、どこか既視感がないでしょうか。ひきこもり問題に長くかかわってきた精神科医の斎藤環(たまき)さんに、今回の現象をどう見ているのか、聞いてみました。 ――ひきこもりに改めて注目が集まっています。気になるのは、それが犯罪と関連づけた形で語られている事実です。私は1995~2000年にひきこもり問題を取材しましたが、歴史が繰り返されているように見えます。いかがでしょうか。 「その通りです。ひきこもりという現象がお茶の間レベルにまで一気に知られるようになったのは今から20年近く前、2000年のことだと思います。あのときも、ひきこもりは犯罪と結びつけた形で語られました。新潟県柏崎市の少女監禁事件や西鉄バスジャック事件が起き、『犯人
2019/06/28 リンク