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円安とは
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努力しているのに、思うように結果が出ない──。 そんな時、何をどうやって変えていくべきなのでしょうか。 「仕事を数字で管理しなければ、変えるべきところも分かりません」 そう語るのは、今回お話を伺ったアスエネ株式会社の共同創業者兼取締役COO、岩田圭弘さんです。 キーエンス時代に全社営業ランキング1位を3期連続で達成するなど、圧倒的な成果を残した岩田さん。その背景にあったのが、著書『数値化の魔力』でも紹介されているような、仕事のプロセスを細かく数値化して改善していくメソッドです。 仕事の進め方を効率化するだけでなく、仕事との向き合い方をも変えてくれる数字のマジック。一体どのようにして使いこなせばよいのでしょうか? 数字に対して苦手意識を持っている人でも実践しやすいよう、岩田さんに教えていただきました。 岩田圭弘さん。慶應義塾大学経済学部卒業後、2009年にキーエンスに新卒入社。マイクロスコー
大事なプロジェクトが終わってから何も手につかなくなった。 それまで仕事が楽しかったのに、急にやる気がなくなってしまった。 仕事を頑張る皆さんのなかには、何かのきっかけで突然そうした状態に陥った人も少なくないのではないでしょうか。原因が分からず、自分で自分を責めてしまう、という悩みもしばしば聞きます。 この状態、一体どうすれば乗り越えられるのでしょうか? そもそもなぜこのような状態になってしまうのでしょうか? 今回、そんな「バーンアウト(燃え尽き症候群)」を研究する久保真人先生に、お話を伺いました。 インタビューで出てきたのは、誰しもが自分の経験に置き換えられそうなエピソードばかり。バーンアウトは決して他人事ではない、ということを学びつつ、仕事への向き合い方を再考できるような内容になりました。 久保真人さん。同志社大学政策学部・総合政策科学研究科教授。京都大学卒業後、同大大学院文学研究科博士
「伝えることは具体的に」。これがビジネスコミュニケーションの鉄則です。 ところが、日々の仕事では、それは真逆の「抽象的」で「不明瞭」なやりとりが、そこかしこで展開されます。 上司から「『きちんと』やって」と指示されたり、「『ほとんど』できています」と報告して叱られたり。きっと皆さんも経験があることでしょう。 そして、こんな“言葉遣いで認識の齟齬が生まれる場面”に必ずと言っていいほど登場するのが「きちんと」「ほとんど」などの副詞です。 伝えることを曖昧(あいまい)にしてしまう副詞。でも、使わないわけにはいかない……。そんな状況があるなかで、私たちは副詞とどう付き合っていけばいいのでしょうか? 今回は『コミュ力は「副詞」で決まる』(光文社新書、2023年)を執筆された、日本語研究者の石黒圭さんとともに、ビジネスコミュニケーションと副詞の関係性を深掘りしました。 副詞を使いこなすとコミュニケーシ
「GRIT(やり抜く力)」や「レジリエンス(困難を乗り越える力)」。近年、ビジネス書を賑わせるこうした意識の高い思想に、違和感を覚えてしまう人もいるのではないでしょうか。 そんな中、「たいていの仕事は失敗する。だからこそ淡々と取り組もう」と、何とも軽やかなメッセージを発信するのが、数々の起業家たちと向き合ってきた経営学者の楠木建さんです。 楠木さんはそれを「絶対悲観主義」と称し、“普通の人向けの仕事哲学”として提唱しています。 「思い通りにならない」を前提とすることで、成功の呪縛から逃れ、心安らかに仕事ができる。 自分には野心も根性もない……と感じているあなたにこそ読んでほしい、仕事への向き合い方にまつわるお話を楠木さんに伺いました。 楠木建さん。1964年、東京都生まれ。一橋ビジネススクール特任教授。一橋大学商学部卒、同大学院商学研究科修士課程修了。専門は競争戦略。 ※取材はリモートで実
業務効率化に一役買ってくれると話題の「ChatGPT」。 今や「大学生の4人に1人が就活でChatGPTを使っている」といったデータもあり、リリース当初はあまり興味のなかった方でも、最近は「自分の仕事でうまく使えたりしないかな?」なんて考える機会も増えてきたのではないでしょうか? ただ、ChatGPTが作業をどこまで効率化してくれるのかはまだまだ未知数です。時間を食う資料の作成やExcelの集計作業などをまるっとお任せできたらうれしいけど、思うようなアウトプットが得られず手間が増えたら、本末転倒な気もしますよね。 それに、ChatGPTの生成データをめぐっては、権利関係や内容の中立性・正確性などの側面で一部懸念の声も挙がっています。業務内での利用を禁止する企業や、自身のコンテンツを「学習・流用」されないよう自衛措置を講じるクリエイターも存在します。使用にあたってのルールも、完全に整っている
いつの間にか、年が明けてしまいました。今年こそ「やりたいこと」を見つけて、取り組みたい……とは思いつつ、やりたいことを見つけるのはそう簡単なことではないことを、私たちは悟り始めている気がします。 そんななか、「やりたいこと」ではなく「なりたい自分」を思い浮かべましょう、という「物語思考」を提案するのがけんすうさん。「物語思考」とは、「なりたい自分」を定め、自分のキャラクター設定をチューニングしていくことで行動を促す手法です。 この手法は、自分のキャリアイメージを鮮明にする手がかりになりそうです。一方で、この「なりたい自分」がうまく定まらず、果たして本当にこれが「なりたい自分」なのか……? と自問自答してしまうこともあるのではないでしょうか。 そこで今回は、けんすうさんに「なりたい自分」の解像度を上げて、自分だけの物語を作っていく方法を聞いてみました。 けんすう(古川健介)。アル株式会社代表
「喜んで謝罪したい」という人は少ないでしょう。例えば、ミスをして上司に怒られた時や、取引先を怒らせてしまった時。皆さんの中にも記憶があるはず。謝罪する前の、あの憂鬱な気持ちが。 では、発想を転換して、謝罪することで人間関係をより良くできるのだとしたら……? あるいは謝罪を通じて、仕事でステップアップできるのだとしたら……? もしかすると、謝罪に対してほんの少しポジティブな印象を抱くのではないでしょうか。 そんな「効果的な」謝罪をするためには、まずは謝罪とはどういうものかをよく考えてみることが大切です。 そこで今回お声がけしたのは、『科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る』の著者で名古屋大学教授の川合伸幸さんと、『謝罪論』の著者で東京大学大学院准教授の古田徹也さん。違うアプローチで謝罪を研究するお二人とともに、効果的な謝罪とは何なのか、深く掘り下げます。 左:川合伸幸(かわい・のぶゆき)さん。
ビジネスシーンでは常識とされる「報連相」。特に若手社員のうちは、あらゆる業務をスムーズに進めるうえで、上司への報連相が不可欠です。 しかし、報連相とは単純なようで難しく、ポイントを押さえていないと、業務でトラブルが起きたり、上司や周囲の人との信頼関係が損なわれたりすることもあります。 今回は、報連相の定義や重要性、入れるべき内容や注意点などを解説します。 <INDEX> ・報連相とは?定義と見落としがちな目的 ・報連相ができないとどうなる? ・報連相ができない原因・できない人の7つの特徴 ・報連相がうまい人が実践している5つのポイント ・報連相で気をつけたい4つのポイント ・対面orメール・チャットを報連相でどう使い分ける? ・デキる人はやっている?報連相から「確連報」へ ・まとめ:報連相はビジネスの基本スキル 報連相とは?定義と見落としがちな目的報連相とは、30年以上前に生まれたビジネス
自分のキャリアを考えたとき、「ゼネラリスト」になるべきか、「スペシャリスト」になるべきか、迷う人もいるでしょう。 「ゼネラリスト」とは幅広い分野の知識と能力があり、どのような状況にも対応できる人のこと。多くの業務を経験していたり、チームをまとめられる力があったりする人がゼネラリストとして育成されやすい傾向にありますが、最終的にはあなたが「なにを目指し、どうなりたいか」次第である部分も多いのです。 ここでは、ゼネラリストの概要や向いている人の特徴、ゼネラリストになりたい人が取りたい行動を紹介します。 <INDEX> ・ゼネラリストとは? ・ゼネラリストの対となる「スペシャリスト」とは ・ゼネラリストに向いている人の特徴は? ・ゼネラリストとスペシャリストはどちらが需要がある? ・ゼネラリストになるには? ・ゼネラリストに関するQ&A ・何事にも挑戦することがゼネラリストになる近道! ゼネラリ
「指示されてからすぐ取りかかったのに、期限ギリギリになってしまった」 「仕事量が多すぎて、どこから取りかかればいいか分からない」 こんなエピソードに心当たりはありませんか? 限られた時間の中で、時には突発的な出来事に対応しながらも、多種多様かつ大量の業務を進めていかなければならないビジネスの現場。そんな状況下で、どうすれば効率的かつ的確に業務を推進できるのでしょうか。 「大事なのは、“短くやる”ことです」。そう話すのは、戦略コンサルタント/データサイエンティストとして、さまざまなプロジェクトに携わる山本大平さんです。「短くやる」ということは、すなわち「あらかじめ最短ルートを探したうえで作業に取りかかる」ということなのだそう。 山本さんのお話は、日々膨大な量の仕事に立ち向かう私たちに、勇気と気づきを与えてくれそうです。 山本大平(やまもと・だいへい)さん。F6 Design株式会社 代表取締
長きにわたって愛される商品やコンテンツには、どんな魅力、どんな仕掛けがあるんだろうーー。商品企画や開発、マーケティングに携わる人なら、常に考えていることかもしれません。 今回、その疑問に答えてくださったのは、『名探偵コナン』(以下、コナン)のアニメ化を推進し、長年プロデューサーとして作品づくりに関わってこられた諏訪道彦さん。連載開始からおよそ30年、テレビアニメの放送開始・劇場版の公開開始からはおよそ28年という「長寿コンテンツ」の同作ですが、今なお興行収入やファンの数を増やし、進化を続けています。 コナンが令和においてもヒットしている裏側には、一体どのような戦略があったのでしょうか。コナンのヒットを支えてきた諏訪さんの視点は、コンテンツ作りに携わる人以外にとっても大いに参考になりそうです。 諏訪道彦(すわ・みちひこ)さん。大阪大学卒業後、讀賣テレビ放送株式会社に入社。深夜バラエティ『11
「大丈夫、あなたは大丈夫です」と、音声プラットフォーム「Voicy」でいつも優しく励ましてくれる越川慎司さん。著書『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は世界各地でベストセラーになりました。さまざまなメディアで発信されている「自分が主役のキャリア」やビジネスの視点に、刺激を受けている人も多いのではないでしょうか。 今回はMEETS CAREERの記事をもとに、「Voicy」で働きがいやキャリアについてトークしていただいた内容をレポート記事としてお届け。「仕事に張り合いがない……」ともやもやしている方、必見です。 働きがいを感じる職場とは? 大事なのは収入よりも「成長機会」? 「成長を感じる=働きがい」の傾向はほかの調査でも コミュニケーションと働きがいは相関する コミュニケーションが大事な理由 自分主役のキャリアを構築するためにも働きがいは重要 働き
「なるほど」は目上の人に使っちゃダメだよーー。こんな指摘を上司や先輩に受けたことのある方も少なくないでしょう。 昨今は、言葉遣いに関するビジネス書やWebサイトでも、しばしば同様の意見に出会います。SNSなどには、特に目上の人と話すとき、どんな相づちを使えばいいのか判断に困ってしまう、といったビジネスパーソンの声も数多く寄せられています。 そもそも「なるほど」ってそんなに「失礼」な表現なのでしょうか。「なるほど」に代わる便利な相づちってあるのでしょうか。そんな素朴な疑問を、今回は国語辞典の編纂者で言葉のプロである飯間浩明さんにぶつけてみました。 インタビューで語られたのは、「なるほど」の語源から、言葉や表現一般に対する飯間さんのスタンスまで、実に幅広いトピックです。この記事を読んで、日々の言葉遣いを振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 飯間浩明(いいま・ひろあき)さん。1967年
想定外の出来事やスケジュールと戦わなければならないことが多いプロジェクトマネジメントの仕事。その醍醐味や面白さとは何なのでしょうか? ここにアニメファンのみならずIT・コンサル業界までもざわつかせている一冊があります。その名も『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン -実績・省察・評価・総括-』(以下、『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』。2023年)。2021年に劇場公開され、ジャンルとしての「ロボットアニメ」作品では異例の興行収入100億円を超えた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下、『シン・エヴァ』)の制作過程を、『シン・エヴァ』を制作した株式会社カラーによる完全自主制作・出版によって、映像技術の側面ではなく、あくまでプロジェクト遂行の視点で克明に記したドキュメントです。その赤裸々さと記録風の文体のギャップが大いに話題を集めています。 執筆を担当したカラーの成田和優さんは、JAX
「話をしていると『アレッ?』という顔をされる」 「相手に『ちゃんと話を聞いてる?』と言われる」 仕事でこんな経験をしたことはありませんか? もしかするとそれは、「会話のズレ」が原因かもしれません。 「会話のズレ」とはつまり、相手と会話が噛み合っていないということ。お互いに伝えたいこと、聞きたいことがはっきりしていないと、認識がズレたまま物事が進んでしまい、大きな「事故」につながります。 では、具体的に、何をどのように気を付ければ「会話のズレ」を解消できるのか。 「コミュニケーション術」と聞くと、流れるような口調や、テンポの良い会話、ユーモアに富んだエピソードなど、話すテクニックが思い浮かぶ人も多いでしょう。 しかし、『キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ』の著者で、コンサルタントの横山信弘さんは、「聞く」ことの大切さを指摘します。 お互いに気持ち良く、円滑に仕事を進めるためのコ
「自己成長」には何が必要なのでしょうか? もっと成長したい、仕事で結果を出せるようになりたいと思っていても、何から始めたらよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。実はちょっとした習慣や考え方を意識することで、ビジネススキルを各段にアップさせることができるのです。 今回はPWC、マーサー、アクセンチュアといった外資系大手を中心とした企業を経て、600社以上の人事改革に従事してきた人事・戦略コンサルタントの松本利明さんに、「自己成長するための『思考・働き方の習慣』」をテーマにお話を伺いました。 <INDEX> ・仕事ができる人は「ソラ・アメ・カサ」 ・視点をずらし、付加価値をつけた提案をする ・「ありがとう」の声を探し、目の前の仕事に楽しさを見出す ・今の自分のレベルを理解し、憧れの人の真似をする 仕事ができる人は「ソラ・アメ・カサ」──仕事ができる人の思考の習慣にはどのようなもの
「仕事ができる人」とそうでない人は何が違うのでしょうか? 仕事で結果を出したい、仕事ができる人になりたいと思っていても、何から始めたらよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。実はちょっとした習慣や考え方を意識することで、ビジネススキルを各段にアップさせることができるのです。 今回はPWC、マーサー、アクセンチュアといった外資系大手を中心とした企業を経て、600社以上の人事改革に従事してきた人事・戦略コンサルタントの松本利明さんに、「仕事ができる人の仕事でのコミュニケーションの習慣」をテーマに、仕事で結果を出すための習慣についてのお話を伺いました。 <INDEX> ・自分の力量を把握した上で「期日を守る」 ・真っ先に「結論」から伝える ・自分の完璧を目指さず「相手の期待値」を上回る ・人の話を聞く時は「本質を突いた質問」をする ・上司に自分の理想をあてはめて期待しない 自分の力量
「その言葉、意味を理解したうえで使ってる?」 あなたがもしクライアントと接する機会の多いビジネスパーソンなら、言葉選びや表現に細心の注意を払うよう、上司に注意された経験は少なくないと思います。 しかし実際には、「そんな重箱の隅をつつくような……」と反発したり、上司の意図に内心あまりピンときていなかったり、ということもあるのではないでしょうか。 業界のトップランナーはどう言葉に向き合っているのだろう……。そんな素朴な疑問をぶつけたのが、企業のコンサルティングやメディア運営など「言葉」にまつわるビジネスを手がける、安達裕哉さんです。 安達さんが話し方の極意を記した『頭のいい人が話す前に考えていること』は2023年に発売され、すでに30万部を突破するベストセラーとなっています。 今回、「話すプロ」とも言える安達さんに「ビジネスシーンにおいて“間違いのない”言葉選び」をテーマに取材を敢行。しかし、
管理職とは、企業において、部門・チームをまとめ、部下の育成を担う役割。従来、多くのビジネスパーソンにとって、管理職になることは出世と成功への道であり、将来の目標でした。 しかし近年は、「苦労に見合った給与がもらえない」「責任が重くなる」「プライベートの時間が減る」といった理由から、「管理職はコスパが見合わない」「管理職になりたくない」と考える人が増えているようです。将来、今の職場で管理職になるかどうかを迷っている人もいるのではないでしょうか。 今回は、管理職の定義や役割、必要なスキル、管理職になるメリット・デメリットなどの基礎知識を確認したうえで、管理職にならないという選択肢についても考えてみましょう。 <INDEX> ・管理職の定義 ・管理職の役割と仕事内容 ・管理職に必要なスキル ・管理職に向いている人と向いていない人 ・管理職になるメリット ・管理職になるデメリット ・管理職になりた
仕事をする前から「失敗したらどうしよう」「うまく結果を出せるだろうか」のような、“考えても仕方のないこと”で頭がいっぱいになってしまう。そんな「感情に振り回された」経験は誰しもあるはずです。 感情に振り回されないためには、常日頃からどんなことを心掛ければよいのでしょうか。 「無意識のうちに身に付いている思考の習慣を『やめる』ことが大事ですね」 そう説くのは、心理カウンセラーとしてさまざまなビジネスパーソンのメンタルの問題に向き合ってきた片田智也さん。実は、仕事で結果を出す人ほど、「やる」べきことよりもむしろ「やめる」べきことを理解し、感情をうまくマネジメントしているのだとか。 日々やるべきことに追われながら、結果を出さなければならないビジネスパーソンにとって、感情のマネジメントは必要不可欠です。そのためには、具体的に何をどのように「やめる」べきなのでしょうか? 片田さんに伺いました。 片田
会社の中で新しい企画やプロジェクトを提案したものの、「前例がない」「うちでは難しい」などと一蹴されてしまった経験はないでしょうか? いつの時代も、組織は「過去」に支配されるもの。特に大企業ともなれば先例や慣習などの影響力が強く、何かを大きく変えることはなおさら困難に思えます。難攻不落の組織をどうすれば動かせるのでしょうか。 そのヒントになりそうなのが、三井住友銀行(SMBC)で2016年から始まった「インハウスデザイナー」たちの取り組みです。それまですべてのプロダクトのデザインを外部パートナーに委託していたSMBCが、初めて社員として3名のデザイナーを採用。しかし、当時は社内でデザインの価値が十分に理解されておらず、インハウスデザイナーがフルにパフォーマンスを発揮できる環境ではありませんでした。 そんな厳しい状況下でも、地道にデザインの価値を浸透させ、徐々に社内で信頼を獲得。2019年の三
相次ぐDX化や生成AIの登場で、私たちのビジネス環境は激変しています。そこで、今年の新入社員に「今の仕事(職務内容)は何年後まであると思うか」を調査したところ、驚くべき結果が出ました。 「今の会社は20年後もある」は半数にとどまる 「今の仕事は20年後もある」は4割にとどまる IT・経理・事務・企画は10年以内になくなる仕事か? 将来もなくならない仕事とは? 【まとめ】「仕事がなくなるかも」と不安な人がすべきこと 「今の会社は20年後もある」は半数にとどまるマイナビ転職の「新入社員の意識調査(2023)」によると、「今の会社は何年後まであると思うか」の問いに「20年以上」と回答した人は49.9%。約半数にとどまる結果となりました。 新入社員の20年後というと、まだ40代前半の働き盛り。その頃まで「今の勤め先が存続しているか分からない」という層がこれだけいることを思うと、「転職は当たり前」の
「なんで上司はいつも厳しいことを言うんだろう」 「どうしてこんなに大変な思いをしなきゃならないんだろう」 懸命に仕事に取り組むほどモヤモヤとした気持ちが膨らみ、目標を見失いそうになったり、横道に逸れそうになったりする。 でもそんなときほど、目の前の仕事の「本質」を見極めることが大切です。 では、仕事の本質とは何なのでしょうか。その答えを求めて訪ねたのは、『うしおととら』や『からくりサーカス』などの人気作品で知られるマンガ家・藤田和日郎先生の仕事場。 藤田先生は著書『読者ハ読ムナ(笑) いかにして藤田和日郎の新人アシスタントは漫画家になったか』(小学館)で、自身の仕事場にアシスタントとして入ってきた新人マンガ家にアドバイスをする体裁で、仕事哲学を語っています。 『烈火の炎』の安西信行先生、『金色のガッシュ!!』の雷句誠先生、『ムシブギョー』の福田宏先生など、そうそうたるマンガ家を輩出してきた
突然ですが、あなたは会社の指示に従順なタイプですか? それとも、自分の価値基準も大切にするタイプですか? 近年、リモートワークや副業といった「新しい働き方」が浸透しつつある一方で、会社員という立場は主流であり続けています。多少納得できないことがあっても自身の感情を抑えながら働く「組織人の振る舞い」にモヤモヤしている人も少なくないでしょう。 そうしたモヤモヤから脱却するための視点を発信しているのが、楽天大学学長の仲山進也さんです。楽天の社員として唯一「フェロー風社員(兼業・勤怠自由の正社員)」というポジションを得た仲山さんは「自由過ぎる会社員」とも称され、今ほど「働き方改革」が叫ばれる前から、自分らしいワークスタイルを実践してきました。 仲山さんは、会社員には組織に忠実な「イヌ」タイプだけでなく、自分に忠実な「ネコ」タイプもいるが、本来は「ネコ」であるはずの人が「イヌ」としての働き方を強いら
「VUCAの時代」という言葉を聞いたことはありますか? 2010年頃からビジネスの中でも言われ始めたこの言葉。AIの普及、環境変動、紛争など、次々と変化が起こる予測が難しい時代を指しており、なんとなく不安を感じさせる言葉に捉えがち。しかし、それを前向きに捉えれば、チャンスが広がる時代とも言えます。なぜなら、全ての人たちに等しく訪れる時代で、あなただけが困るわけではないからです。そこで今回は、VUCAの時代を生きる私たちはどのようなマインドを持ち、どのような行動習慣を心掛けていくべきかを解説します。 VUCAの時代とは? AIをはじめとしたテクノロジーの躍進 グローバル化と新しい秩序 地球規模の人口増加と環境問題 日本では少子高齢化が深刻に VUCAの時代を生きていくために必要な、3つのマインド 組織内キャリアではなく、キャリア自律の意識を持つ 市場ニーズの変化を捉えチャンスにする 常に自分
上司は優しく、同僚とも仲が良く、仕事の負荷もほどよい。それでいて、有給休暇は取りやすく、福利厚生も手厚い。 ……など、数多くの好条件に恵まれた職場で今、なぜか20代がやめる、という一見矛盾するような傾向が観測されているそう。 彼らはなぜ、恵まれた環境を自ら手放すのでしょうか。 そこには、終身雇用の慣習が崩れて将来のキャリアパスが不安定になる中で、好条件でも焦りや不安を募らせるインサイト(隠れた欲求)があるといいます。 では、そんな「ゆるい職場」で今まさに焦りや不安を感じながら働く若手は、いったいどう立ち回ればよいのでしょうか。 そこで今回は、「ゆるい職場」ならではの働き方や人間関係の作り方を深掘りします。ご登場いただくのは『Deep Skill ディープ・スキル 人と組織を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」』の著者である石川明さん。人間心理や組織力学への深い洞察から導き出される人
メールのやりとりは社会人である以上避けては通れないもの。手軽なチャット機能やメッセージアプリのテキストコミュニケーションが普及しても、ビジネスではメールがまだ重要な役割を果たしています。 しかし、ビジネスメールの書き方、特にメールで初めてお願いごとをする依頼メールに苦手意識を持つ人は少なくありません。また、仕事ができる人やコミュニケーション上手と言われる人は、ビジネスメールの文面にも表れます。この記事では、ビジネス依頼メールの書き方や件名、締め文の留意点、相手をイラっとさせないポイントなどを解説します。 初めてのビジネス依頼メールの書き方。件名、締めの言葉などコツ8つ ビジネス依頼メールの書き方【1】件名で要旨が分かるように ビジネス依頼メールの書き方【2】宛名は変換ミスに注意! ビジネス依頼メールの書き方【3】挨拶文は署名とともに社内・社外のテンプレ登録して時短 ビジネス依頼メールの書き
あの先輩が作っていた資料、めちゃくちゃカッコよかったな……。 SNSで話題になっていたあのスライド、すごく見やすかったな……。 そんな憧れの資料は、Microsoft PowerPoint(以下、パワポ)を使って作られていることが多いです。 ビジネスパーソンにとって身近な、資料作成・プレゼンテーションツールのパワポ。しかし、自由自在に使いこなし、見た人を引き込むような資料を作るのは簡単ではありません。 憧れの資料をマネしたはずが、情報を詰め込み過ぎて見づらくなったり、図やイラストを活用して見やすくしているつもりがかえってごちゃごちゃしたり。パソコンを前に、頭を悩ませた経験をお持ちの方は多いはずです。 一体、パワポ資料ってどうやったら見やすくなるのだろう。 そんなモヤモヤをぶつけたのは、パワポ作成の達人、通称“パワポ芸人”として活動されているシリョサク株式会社代表のトヨマネ(豊間根青地)さん
「考える仕事」に必要なあらゆるスキルが求められるコンサルタント。彼らの合理的かつストイックな働き方は時にSNSで大きな話題を集めます。例えば、伝えることを簡潔に体系化するロジカルシンキングやマルチタスクをそつなくこなす業務効率化術、そしてどんな困難に直面しても任された仕事を最後までやり抜くコミット力……。 業界内外でも通用するこれらのスキルを身に付けようと、近年コンサル会社への就職を希望する20代が増えています。それは、コンサル会社で働くことが「自身の市場価値向上に直結する」と考えられているからではないでしょうか。 だからこそ、コンサルタントの仕事術や仕事に向き合うマインドは、他の業界でも通用するはず──。そんな仮説をもとに今回、お話を伺ったのはメン獄さんです。外資系コンサル会社で12年間勤め上げ、現在は自身の経験やスキルをSNSなどで積極的に発信されているメン獄さんは、コンサル業界で「プ
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