エネオス、子会社ＪＸ金属の株式上場準備－経営資源を成長事業に集中

エネオスホールディングス（ＨＤ）は11日、非鉄金属資源の開発などを手掛ける子会社ＪＸ金属の株式上場を準備していることを明らかにした。 エネオスＨＤは、同社グループの経営資源を成長事業の育成に振り向ける一方、ＪＸ金属の経営の最適化や企業価値向上には株式上場が最適との結論に達したと発表。グループ全体の資本効率などを考慮しつつ、将来的には持ち分法適用関連会社への移行を目指して検討する。 株式上場は関係当局の承認を前提としているほか、準備過程の検討結果次第では上場を延期する可能性もあり、上場の時期や市場は未定だという。 エネオスの完全子会社であるＪＸ金属は銅鉱山の開発や銅関連製品、半導体回路の形成に使う金属薄膜材料などを手掛ける。銅価格の上昇などが寄与し、金属事業はエネオスＨＤの2022年３月期に在庫影響除き営業利益のおよそ４割に当たる1582億円を稼いだ。 同日発表した26年３月期までの中期事業

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