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記録的な円ショート、痛みを伴う反発リスク高まる
円は対ドルで反発するリスクが高まっている。円安に賭けるトレーダーのポジションが過去最高水準に達し... 円は対ドルで反発するリスクが高まっている。円安に賭けるトレーダーのポジションが過去最高水準に達しているためだ。 中東情勢の緊迫化と、日本が円を買い支えるために市場介入を行うかもしれないとの臆測が、投資家にいわゆるキャリートレードを解消するよう圧力をかけている。キャリートレードは、円のような低金利の通貨を借り入れて利回りの高い資産で運用する取引だ。 レバレッジドファンドとアセットマネジャーによる円の売り越しは4月16日時点で17万3000枚を超え、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータがさかのぼれる2006年以降の最大となった。ブルームバーグの集計によると、円のショートポジションは主要9通貨の中でも最大で、円は反発に対して特に脆弱(ぜいじゃく)な通貨になっている。 多くの投資家が一つの通貨のポジションを積み増すことのリスクは、今月のメキシコペソの急落に表れている。メキシコペソは投資家がキャ