許された聖域に 参拝へ一歩ずつ 気多大社、入らずの森を一般公開：北陸中日新聞Web

羽咋市の気多大社で一日、入らずの森詣が始まった。森は、普段は神職を含め立ち入ることが許されない聖域だが、来年二月二日まで一般に公開し、百数十メートル歩ける。入らずの森は、国天然記念物で、一般に公開されるのは昨年に続き二回目。新型コロナウイルス感染防止のため、予約制とし、三十人を上限に二十分ごとに案内している。インターネットからは混雑状況が分かるようにしている。 初日は、平日ということもあってまばらながら、県内外から参拝者が訪れた。晴れの日でも薄暗い森を一歩ずつ進み、神職から森のいわれや歴史について説明を受け、祈りをささげた。 金沢市の主婦（４７）は「空気が心地よかった。子どもの健康を祈り、先祖への感謝を伝えた」と話した。大阪府吹田市の会社代表西川丈次さんは、金沢市に向かう途中、タクシー会社の勧めで立ち寄り「厳かな気持ちになった。コロナのときに来られてよかった」と振り返った。

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「事前予約で密を避けて参拝できるので安心してもらえれば」（宮司さん）https://keta.jp/inportant/2020/857/、@ketataisha