第22回：フットボールとソリダリティー | ele-king

夏休みにうちの息子を初めてフットボール・コースに通わせた。 これはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCという地域のクラブが運営している小学生向けのコースで、夏休みとかイースター休みとかには必ずやっているのだが、働く親には送り迎えがたいへん不便な時間帯に行われているので、これまでうちの息子は通えなかったのである。 が、今年はどうにか送り迎えの都合がつくことになり、フットボール狂のうちの息子は喜び勇んでコースに行ったのだが、初日からどんよりした顔つきで帰って来た。 「どうしたの」 「ジャパーンはシットだって言われた」 ああ。と思った。グラウンドに彼を送って行ったときに、それはちょっと思ったのである。子供たちのほとんどは、ブライトン・アンド・ホーヴのキットを着ていた。地元クラブ運営のコースなので当前である。少数派として、チェルシーやマンUなどの定番人気クラブのキットを着ている少年たちもいた

[inumash]

ケン・ローチも「サッチャーがぶっ壊せなかった数少ないローカル・コミュニティのひとつがフットボール・クラブとそのファンたちだ」みたいなこと言うてたよ

[mahal]

英国病とかの文脈を思うと、個人主義が「人間性の解放」であるためには国が強くなくてはならず、その上でサッチャーも大して国を強く出来なかったから結局ソリダリティが「勝利してる」という景気悪いお話…ぽくも。

[tskk]

If the kids are united, then we'll never be divided

[Moodykajigaya]

迷路魔と対決させてみたい人

[border-dweller]

う～ん？　ソリダリティ？が否定されたのはダサいからじゃなくてそれが簡単に他者への攻撃性に変わるからだと思うけど

[monobako2]

連帯と、それへの違和感と、でも

[takehito-chun]

そしてこの30年間、連帯はダサくてうっとおしくて忌み嫌われてきたものであることも忘れちゃならない事実としてあって/このAwaydaysって映画もぜひ観てみたいなあ。

[okbc99]

“「サッチャーが殺すことができなかった伝統がある。それは英国人のソリダリティーだ。どれほど彼女が個人主義の鉈を振り下ろしても、この伝統だけは殺せなかった」”

[rgfx]

駄目、つーかlameか。

[nebokegao]

「サッチャーからはじまった個人主義の果てにあった修羅の如きブロークン・ブリテンに、きっとみんな疲れているのだ。だからちょっとソリダリティー〔連帯〕とか言われたら泣いたりする」

[njamota]

抜け駆けするやつがいない時に協働は最も効率が良いゆえに、連帯は甘美なのだろう。抜け駆けで最高の利益を手にするのも協働でよりましな利益を得るのも、どちらもリアルだ。気持ちだけで動くのがクソなんだと思う。

[aliaki]

「母ちゃんは実用的なことを教えてくれるけど、父ちゃんは人生について話してくれる」 ふ、深い8歳児や

[imatac]

考えさせられる。ウエストハム・フォー・ライフか。

[kazutox]

面白い

[fum_ros]

個人主義を保てなくなりつつある時代におけるソリダリティの甘美さ。日本も確実に同じ状況を追っている。

[haruhiwai18]

"サッチャーからはじまった個人主義の果てにあった修羅の如きブロークン・ブリテンに、きっとみんな疲れて""ソリダリティーとか言われたら…"　→solidarity、ポーランドやスタジアムやコミケで見かけるやつ。

[yoshihiroueda]

この前聴いてきた、スチュアート・ホールの話を思い出す。結局内向きになる社会、日本の状況も同じ方向を向いている。この状況に対し、現代アートの役割を語る逢坂恵里子さんにつながる。

[kiku72]

“ソリダリティー”で検索した「連帯、社会連帯」

[FUKAMACHI]

おもしろい。

[kits]

solidarity = 連帯。「僕たちは一度このクラブをサポートすると決めたら一生変えないんだとか、そういうこと」

[taizooo]

　「ウエストハムなら何と言われてもいい。“僕のチーム”だから」