日本画家・福田平八郎の回顧展が大阪中之島美術館で - “写実と装飾性の融合”初期〜晩年の優品が一堂に

企画展「没後50年 福田平八郎」が、大阪中之島美術館にて、2024年5月6日(月・振)まで開催される。その後、大分県立美術館に巡回する。 関西では17年ぶり、福田平八郎の大規模回顧展重要文化財 福田平八郎 《漣》 昭和7年(1932年) 大阪中之島美術館 ［4月9日(火)〜23日(火)の期間は展示を一時中止］福田平八郎(ふくだ へいはちろう)は、大正時代から昭和時代にかけて京都で活躍した日本画家だ。色や形、視点、構成に工夫を凝らし、色鮮やかで洗練された作品を手がけており、なかでも、湖面の細波を簡潔な構成で描いた《漣》(重要文化財)は、日本画の装飾性と自然観察に基づく写実を融合した傑作として知られている。 福田平八郎 《雲》 昭和25年(1950年) 大分県立美術館企画展「没後50年 福田平八郎」は、関西では17年ぶり、大阪の美術館では初となる平八郎の回顧展。《漣》や《竹》、《雨》などの代表