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虚妄の三国同盟 - 岩波書店
1940年締結の日独伊三国同盟は,日本が破滅への道を辿る分岐点の一大モニュメントであった.東京裁判の... 1940年締結の日独伊三国同盟は,日本が破滅への道を辿る分岐点の一大モニュメントであった.東京裁判の国際検察局による尋問調書の中にあって長年注目されず埋もれていたドイツ人外交官らの証言を手がかりに,同盟成立にまつわる謎に新たな光を当て,「松岡外交」の舞台裏とその内実を鮮烈に描き出す歴史ノンフィクション. ■内容紹介 日独伊三国軍事同盟は1940年9月に締結され,日本がアメリカ,イギリスなどを相手に破滅の戦争へと踏み出す大きな要因となった.時の外相松岡洋右は調印までの外交交渉のすべてを密室で一人で進め,公式な記録を残すこともなく,成立までの過程は厚いベールに覆われ実態は不透明なままだった. その成立から70年余,外交交渉の当事者たちの証言がそろって出現した.東京裁判のために設けられた国際検察局(IPS)が作成しながら,裁判には提出されなかった尋問調書や捜査資料.眠っていた日本とドイツの外交官
2013/08/03 リンク