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思想の言葉(『思想』2022年1月号) - 岩波書店
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思想の言葉(『思想』2022年1月号) - 岩波書店
『世俗の時代』の歴史哲学と宗教研究 島薗 進 世俗化論の系譜のなかで 世俗化は宗教社会学の論題として... 『世俗の時代』の歴史哲学と宗教研究 島薗 進 世俗化論の系譜のなかで 世俗化は宗教社会学の論題としてはそれなりの蓄積がある。宗教社会学の祖ともされるマックス・ウェーバーの『プロテスタントの倫理と資本主義の精神』(一九〇四―五年)は、信仰の純化を目指したプロテスタンティズムが、逆説的に世俗への積極的関与を押し進め、結果として「精神のない享楽人」、「心情のない享楽人」をもたらしている、その傾向は増大していくのではないかと憂いのうちに結ばれていた。 世俗化が進み宗教が力を失っていくと、社会の統合力が失われていくのではないか、という疑念は、もう一人の宗教社会学の祖であるエミール・デュルケムの『自殺論』(一八九七年)や『宗教生活の原初形態』(一九一二年)からも引き出されるものである。社会の機能分化が進むと、宗教は公的領域から撤退していき、私的な関心事となる。公共空間において宗教の不在が強まっていくこ