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町内会っていつからあるの?|公文書に見る戦時と戦後 -統治機構の変転-
地域生活のまとまりが日中戦争以降に整備されたのが町内会のはじまりです。 夏祭りから一斉清掃のお知ら... 地域生活のまとまりが日中戦争以降に整備されたのが町内会のはじまりです。 夏祭りから一斉清掃のお知らせまで、私たちの生活に密着している「町内会」。 これにはどんな歴史があるのでしょうか? 近世の「五人組」などを原型とした「町・村」のグループが整備強化されたのは、日中戦争以降です。 1940(昭和15)年9月、内務省訓令「部落会町内会等整備要領」(Ref.A06030085800)により、「昔からの隣保共助の美風」に基づいて、村に部落会、町に町内会をつくり、その下に隣組を置くことが決定しました。 その目的は、住民を団結させて「万民翼賛」を図り、国策を透徹し、経済統制をしやすくすることでした。 隣組は1組10世帯程度でつくられ、回覧板と常会を通じて日々の生活に関わりました。 回覧板は、政府の伝達を住民に周知徹底する道具でしたが、住民にとっては、配給などの情報を知る戦時生活の要でもありました。 回
2024/04/22 リンク