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【コラム】-トンガ海底火山噴火は気候に影響を及ぼしうるか?-<トピックス<海洋研究開発機構
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【コラム】-トンガ海底火山噴火は気候に影響を及ぼしうるか?-<トピックス<海洋研究開発機構
フンガトンガ・フンガハアパイ火山は、2009年以降、散発的に複数回の噴火を繰り返していました。最近の... フンガトンガ・フンガハアパイ火山は、2009年以降、散発的に複数回の噴火を繰り返していました。最近の火山活動は2021年12月下旬に始まり、2022年1月14日には大規模な噴火が発生しました。1月15日にはさらに大規模な噴火が起こり、太平洋沿岸地域では空振や潮位上昇が発生しました。こうした火山噴火では様々な物質が大気中に放出され、こうした物質が短期的な気候変動に影響を及ぼすことが知られています。本コラムでは、フンガトンガ・フンガハアパイを含むこうした大規模な火山噴火が気候にどのように影響を及ぼす可能性があるのかについて解説します。 大規模な火山噴火と気候変動 大規模な火山噴火は、噴火後数年間の気候へ影響を及ぼしていると考えられています。最近の事例では、1991年6月ピナツボ火山噴火により、その翌年には全球平均地上気温が最大約0.5℃低下したことが観測されています。さらに過去に遡ると、181