Ｗ杯直前、異例のトップ交代 日本ラグビー協会、若返った執行部：時事ドットコム

「大ボス」が意外な指示 日本ラグビー協会会長に就任し、記者会見する森重隆氏＝２０１９年６月２９日、東京都新宿区【時事通信社】 ６月２９日、日本ラグビー協会のトップが交代した。役員改選で岡村正会長（８０）が退任し、森重隆副会長（６７）が会長に昇格。執行部も一新され、早大、ヤマハ発動機などで監督を務めた清宮克幸氏（５１）、元日本代表の岩渕健輔氏（４３）ら若い世代の人材が多く起用された。ワールドカップ（Ｗ杯）日本大会の開幕まで３カ月を切った時期に、お膝元の競技団体で異例の人事刷新が実行された。（時事通信運動部 鈴木雄大） ◇ ◇ ◇ Ｗ杯イヤーの今年、岡村会長ら執行部の続投は既定路線だった。ひっくり返したのは、２００５年から１０年間、会長を務めた森喜朗元首相。４月１７日の理事会で大演説をぶったという。「Ｗ杯の盛り上がりに貢献していない」「Ｗ杯のレガシーをどう生かすかのビジョンがない」「組織を若返