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「遺骨は故郷に帰すべき」琉球遺骨訴訟で大阪高裁判決、人類学会を異例の批判 原告控訴は棄却|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
京都大に対し、沖縄県の墓地から研究目的で持ち去られた遺骨の返還を子孫や沖縄県出身者ら4人が求めた... 京都大に対し、沖縄県の墓地から研究目的で持ち去られた遺骨の返還を子孫や沖縄県出身者ら4人が求めた琉球遺骨返還訴訟控訴審で、大阪高裁は9月22日、請求を退けた一審京都地裁判決(2022年4月)を支持し、原告側の控訴を棄却した。高裁は判決の付言で、遺骨を保管し研究したいと要望する日本人類学会を批判した。高裁が学会を批判するのは異例。 大島眞一裁判長は、判決の付言で「遺骨は、単なるモノではない。遺骨はふるさとで静かに眠る権利があると信じる。持ち出された先住民の遺骨は、ふるさとに帰すべきである。日本人類学会から提出された『将来にわたり保存継承され研究に供されるべき』との要望書面に重きを置くことはできない」と述べた。その上で、京大と祖先の百按司(むむじゃな)墓に安置したいと願う原告、沖縄県教委、今帰仁村教育委員会らで話し合い、解決の道を探るよう求めた。 京大は、昭和初期に当時京都帝国大医学部の金関丈
2023/09/25 リンク