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広岡達朗氏(86)「原巨人は信念のないコーチばかりの布陣」
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広岡達朗氏(86)「原巨人は信念のないコーチばかりの布陣」
5年ぶりのリーグ制覇を目指す巨人は、原辰徳新監督(60)を迎え、50億円規模の大型補強を敢行した。同時... 5年ぶりのリーグ制覇を目指す巨人は、原辰徳新監督(60)を迎え、50億円規模の大型補強を敢行した。同時に、コーチ陣の顔ぶれも大きく変わった。その“起用法”を、球界のご意見番にして、ヤクルトと西武を率いて日本一3度の名将・広岡達朗氏(86)が、厳しく叱責する──。 * * * かつて、王貞治の育成を任された荒川博コーチは、川上哲治監督が王に声をかけようとした時でさえ、“打撃コーチは私です。口出しをしないでください”と追い返したものです。それくらい、コーチは1人の選手の育成に命を懸けていた。 それに応えるように、選手も命懸けでひとつのポジションを取ろうと努力、研究するんです。そんな巨人の育成の伝統は、残念ながらもう消えてしまったのかもしれません。 ──1月18日、巨人は5コーチの「役職追加」を発表した。一軍打撃コーチの後藤孝志(49)が外野守備コーチを兼任し、金城龍彦(42)、村田修一(38)