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【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
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【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
北九州に本拠を置く指定暴力団・工藤會。市民を殺傷した4つの事件をめぐって団体トップの裁判が進むなか... 北九州に本拠を置く指定暴力団・工藤會。市民を殺傷した4つの事件をめぐって団体トップの裁判が進むなか、この凶悪組織に身を寄せた元組員の手記を入手した。一流大学から工藤會に入ったという元組員の手記には、自身の経歴と事件の内幕、組織が持つ凶暴性の源泉が克明に綴られていた。【全3回の第1回】 〈私は、四代目工藤會の発足から五代目工藤會の頂上作戦まで、工藤會の盛衰を間近で見てきた生き証人の一人である〉 〈部屋住みを卒業してからも、総裁の麻雀、ワイン、絵画、旅行の随行などを担当し、平成26年9月の頂上作戦までずっと、総裁のお側に仕えさせて頂いた〉 A4用紙に隙間なく埋められた達筆な文字。手記の主は伊藤明雄・受刑者(50)。特定危険指定暴力団・工藤會の元幹部である。 東京外語大学除籍という異色の経歴を持ち、工藤會で幹部級の「上席専務理事」に上り詰めた伊藤受刑者は、脱税や恐喝などの容疑で計7度の逮捕歴があ