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解雇した「当たり屋」社員に裁判で負け、3000万円を失った。労働者は常に「弱者」だと言えるのか
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解雇した「当たり屋」社員に裁判で負け、3000万円を失った。労働者は常に「弱者」だと言えるのか
<不当解雇されたので会社を訴え、大金を勝ち取ったという経験談がネットを賑わせている。似た経験が、... <不当解雇されたので会社を訴え、大金を勝ち取ったという経験談がネットを賑わせている。似た経験が、私にもある> ブラック企業に不当解雇されたため、裁判に訴え和解金700万円を手にした。その後、勤めた運送会社も解雇され、2年争った末、4000万円を勝ち取った──。そんな記事がネットで話題になっている。紹介されているのは解雇された男性側の経験談。裁判に負けた企業側の「言い分」は不明だ。 実は私にも似た経験がある。といっても私の場合は、企業側としての経験。車ではなく企業相手の「当たり屋」に狙われた。 東京で小さな通訳・翻訳の派遣会社を経営する私は数年前、新規事業の開拓を考え、顧問税理士に相談した。「良い人材を紹介してくれる業者を知っている」。そう言って税理士が連れてきたのが人材紹介業をしているという人物と、自信満々に「億単位のお金を引っ張ってこられる」と語る自称実績豊富な営業マン(以下、Aとする)