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【緯度経度】仏の凋落描く文学界の予言者 三井美奈
ウエルベック氏の新作「アネアンティール」(左)と2015年出版の「服従」(三井美奈撮影)フランス... ウエルベック氏の新作「アネアンティール」(左)と2015年出版の「服従」(三井美奈撮影)フランスは文学の国だ。作家は「今はどんな時代か」「人はどう生きるべきか」といった問題に答えを出すことが求められる。 第二次大戦後には、哲学者サルトル、小説「ペスト」で知られるカミュが活躍した。彼らは時代と関わり、発言する「アンガジュマン(社会参加)」の文学で、若者を熱狂させた。左派リベラルの教祖というべき存在だ。 現在の仏文学を代表するのは、ミシェル・ウエルベック(65)という小説家だ。5年に1度の大統領選を前に今月、新作「アネアンティール(根絶)」が発売され、ベストセラーを突っ走っている。 2027年の大統領選を舞台とした未来小説で、ポピュリズム(大衆迎合主義)の行方を描く。736ページの大作だが、マクロン大統領ら実在の人物を思わせる政治家が続々登場するから、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまった。