日本は英国、イタリアと航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機の共同開発を進めている。次期戦闘機は、現在空自が運用するF35戦闘機など「第5世代」に続く「第6世代」と位置付けられ、連携して作戦を遂行する無人機との高度なネットワークが求められる。次期戦闘機に必要な機能や共同開発の意義について、元空将の山田真史氏に聞いた。(聞き手 小沢慶太) AIで無人機駆使日本も配備しているF35など第5世代の戦闘機は、敵のレーダーに検知されにくいステルス性能が特徴だ。日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機をはじめ、いわゆる第6世代では自律型無人機との連携が注目されており、基本的に高度なネットワーク機能が欠かせない。戦闘機と無人機による作戦遂行を可能とするネットワークを構築するためにも、さまざまな情報を処理する人工知能(AI)技術は最も重要になってくるだろう。