高市早苗経済安保担当相、自民総裁選へ存在感強める 重要法案で脚光、党内基盤固めも急ぐ 政界徒然草

「保守団結の会」の会合で誕生日プレゼントを贈られて満面の笑みを見せる高市早苗経済安保担当相（右）＝７日午後、自民党本部（長橋和之撮影）年度末が迫り、参院での来年度予算案審議も佳境を迎えている。その後の焦点となる今国会の重要法案の１つが、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る「セキュリティー・クリアランス（ＳＣ、適格性評価）」制度を創設する「重要経済安保情報保護・活用法案」だ。９月の自民党総裁選へ意欲を見せる高市早苗経済安保担当相にとっては、同法案の審議が存在感を増す機会にもなりうる。 肝入りの法案「わが国の民間事業者と外国の民間事業者の間で情報のやり取りが円滑になり、事業者の国際的なビジネスチャンスの確保、拡充への貢献につながる」