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緑色の桜「御衣黄」見頃 春日大社の万葉植物園
花が緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が奈良市の「春日大社神苑万葉植物園」で咲き始め、来園者らを楽... 花が緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が奈良市の「春日大社神苑万葉植物園」で咲き始め、来園者らを楽しませている。見頃は今週末まで。 植物園によると、御衣黄は八重桜の1種。咲き始めから3、4日間は薄緑色の花をつけるが、次第に中心から花びらに真っ赤な筋が入り、最後は全体が薄紅色になって花ごと落ちる。名前は天皇の束帯である「衣黄」にちなむとされる。 同園担当者の木多倫浩さん(49)は「赤く染まりながら散っていく様子は、ピンクの桜に先祖返りするようで風情がある」と話す。 オーストラリアから母親(64)と2人で観光に訪れた教師、アメリア・ヤウドさん(36)は「アメイジング(すごい)。緑色の桜は初めてでとても珍しく、見ることができて光栄」と、留学で学んだ日本語を交えながら笑顔で話していた。 御衣黄が咲き終わる今月下旬ごろには、園内に200本あるフジの花が咲き始める。 開園時間は午前9時~午後5時。拝観料