【阪神よもやま話 元虎番の独り言】阪神・湯浅京己の〝帽子投げつけ〟で思い出した下柳剛と藤川球児の反応の違い

最近の阪神で一番印象に残ったのは、佐々木朗希に勝利した試合でもなければ、小幡のサヨナラ打でもない。なんといっても、湯浅が帽子を叩きつけたシーンだ。３日のロッテ戦。３点リードの九回に登場した守護神がリードを守れず、辛うじて同点のまま降板。その瞬間、帽子をグラウンドに叩きつけた。 ３日のロッテ戦で帽子を投げつける阪神・湯浅京己おそらく自分への腹立たしさ、悔しさがあの行為につながったんだろう。屈辱を次につなげれば…と応援してくれる人は少なくないはず。ただ世の中、いろんな受け止め方をする人がいる。筆者があのシーンを見て真っ先に思ったのは、「木浪はどう感じたんだろうなぁ」だった。悪夢の同点劇の始まりは、木浪の遊ゴロの処理ミス（失策）から。そう難しくはないように映ったが、プロじゃないから分からない。でも記録は「Ｅ」。そこからヒットが連なり、同点に。この長い攻撃の間、木浪は「しまった…」「悪いことをした