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「裁判官は柔軟に納得性の高い判断をする能力を…」戸倉三郎・最高裁長官、憲法記念日を前にした記者会見で:東京新聞 TOKYO Web
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「裁判官は柔軟に納得性の高い判断をする能力を…」戸倉三郎・最高裁長官、憲法記念日を前にした記者会見で:東京新聞 TOKYO Web
最高裁の戸倉三郎長官(68)は、3日の憲法記念日を前に記者会見した。性別変更、同性婚など社会のあり方... 最高裁の戸倉三郎長官(68)は、3日の憲法記念日を前に記者会見した。性別変更、同性婚など社会のあり方に関わる訴訟に関心が高まっている点に「裁判官は多様な利害や価値観の対立の本質を柔軟に受け止め、納得性の高い判断をする能力が求められる。国民の価値観や意識の多様化による新たな社会問題についても同様だ」と述べ、研修などを通じて資質向上を支援する考えを示した。 最高裁では昨年12月、性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更するのに手術を要件としている法律の規定を巡る審理が大法廷に回付され、あらためて憲法判断が示される。 1997年の神戸連続児童殺傷事件など、重大少年事件の記録廃棄が相次いで発覚した問題では「裁判所全体として適切な運用がなされていたとは言い難い状況にあった。いろいろなご批判を頂き、大変重く受け止めている」と釈明した。