100種類以上あった「暗号スイート」をたった5種類に、TLS 1.3が互換性を捨てたワケ

TLS（Transport Layer Security）を理解する上でハンドシェイクと並んで重要なのが暗号スイートに関する知識だ。暗号スイートとは、TLSで使用する暗号アルゴリズムのセットである。 TLSでは役割の異なる複数の暗号アルゴリズムを使用する。それぞれの役割の暗号アルゴリズムを単独で指定するのではなく、あらかじめ用意された暗号アルゴリズムのセット、すなわち暗号スイートを指定する。暗号スイートによって通信の安全性が変わってくるので、その選択は重要になる。 TLS 1.3では構成がシンプルに ハンドシェイクと同様に、暗号スイートもTLS 1.3で大きく変わった。まず、暗号スイートの構成がシンプルになった。 TLS 1.2までは、「鍵交換」「署名」「暗号化」「ハッシュ」の4種類を指定する。 鍵交換はデータを暗号化するための鍵を、送信者と受信者の間で安全に共有するためのアルゴリズムであ

[TsuSUZUKI]

cf. security.ssl3.deprecated.rsa_des_ede3_sha=true cf. https://www.clear-code.com/blog/2022/10/24/firefox-enable-old-tls-and-3des.html , security.ssl3.rsa_des_ede3_sha=false , https://hg.mozilla.org/mozilla-central/rev/9e127bea2a18dc61d3e3c606d798258426b1c5ce