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第三回:矛盾を乗り越えた中尾、その発想法を説く
Aを採るか、それともBを採るか。技術者が商品開発に当たって常に頭を悩ます命題がトレードオフである。... Aを採るか、それともBを採るか。技術者が商品開発に当たって常に頭を悩ます命題がトレードオフである。本来目指すべきは、技術を駆使して相矛盾するAとBを同時に獲得するという姿である。 「相矛盾することを同時に解決する」。 この命題に競合他社に先んじて挑戦し、乗り越えてきたのが中尾だった。幸之助からは二律背反のターゲットを次々と繰り出された。アイロンの開発では「他社商品より3割安く、性能は他社を凌駕すること」、電気コタツでは「他社の半値で安全なこと」、ラジオでは「故障せず安価なこと」。中尾がラジオ「当選号」の後継機である「R-48」の開発に成功しヒットさせると、すかさず幸之助は「一年以内に品質を落とさず半値の商品を」と提示し、中尾に息つく暇も与えなかった。 松下電器の揺籃期から戦後にかけて中尾が支えた乾電池・テレビ・洗濯機・冷蔵庫・VTRといった主力商品の商品開発。この歴史をたどりつつ、イノベー