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春の人気者、カタクリ(片栗)の花
奈良県宇陀市の森野吉野葛本舗が所有される、森野旧薬園に伺い、カタクリの花を撮らせていただきました... 奈良県宇陀市の森野吉野葛本舗が所有される、森野旧薬園に伺い、カタクリの花を撮らせていただきました。 森野吉野葛本舗は、450年ほど前に吉野郡下市町で葛粉(吉野葛)の製造を始められ、 元和2年(1616年)に、より環境が適した現在の宇陀市に移住されました。 そして、江戸時代中期の享保14年(1729年)に森野薬園が開設され、 現在も約250種類の草花が育てられています。 カタクリの開花は、3月末ごろから始まると聞いて3月22日に訪問したところ、 開花したものが少なく、27日に再訪しました。 フクジュソウ(福寿草)と同じように、 早春の限られた期間に現れて短く咲き、夏には枯れて地下で暮らす植物で、 「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」と呼ばれます。 イタチザサと呼ばれる背の低い笹が見られる中で、 カタクリの薄紫の花がたくさん咲いていました。 花の直径は4~5cmほどで、想像していたより少し