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将棋AIはなぜ入玉がヘタクソになってしまったのか? | やねうら王 公式サイト
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将棋AIはなぜ入玉がヘタクソになってしまったのか? | やねうら王 公式サイト
いまどきSNSで馬鹿でかい主語を使うとすぐに炎上する。「女と言うものは」とか「人類は皆」とか、そうい... いまどきSNSで馬鹿でかい主語を使うとすぐに炎上する。「女と言うものは」とか「人類は皆」とか、そういう馬鹿でかい主語で語ることについて誰もが細心の注意を払っている。 ところが、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と誰かが言ったところで炎上なんてしない。プロ棋士が「いまの将棋AIはこうなので…」みたいな発言をしたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃないよ」と誰からも指摘が入らない。 なんなら将棋AIの開発者の私が自ら、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と書いたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃない」とはならない。 なぜならないのか?その疑問に答える前に、先日の棋王戦の話を先に書こう。 先日の棋王戦第一局、藤井聡太棋王と伊藤匠七段の対局で、伊藤匠七段が角換りから入玉狙いの展開となった。将棋AIの世界では、先手勝ちとされている変化のようなのだが、プロの対局は24点法(将棋AIの大会は