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SYNODOS JOURNAL : 今こそ「国際倫理学」の話をしよう 白川俊介
2012/10/269:0 今こそ「国際倫理学」の話をしよう 白川俊介 ■国際倫理学とは何か ハーヴァード大学のマ... 2012/10/269:0 今こそ「国際倫理学」の話をしよう 白川俊介 ■国際倫理学とは何か ハーヴァード大学のマイケル・サンデル教授の講義が「白熱教室」として紹介され、話題になったおかげで、日本ではここ数年「政治哲学ブーム」が起きている(今は少し落ち着いたように思われるが)。この種の学問に多少なりとも身近さを感じられるようになったとすれば、私としては非常に喜ばしいことである。とはいえ「国際倫理学」という分野には、まだあまりなじみがないのではないだろうか。このたび、リチャード・シャプコット著『国際倫理学』が岩波書店より刊行された。そこで、この場を借りて、「国際倫理学」という学問について、少し書き連ねてみたい。 「国際倫理学」とは、はたしてどのような学問なのだろうか。一般に、「倫理学」とは、ある行為の道徳的評価にかかわる学問研究であり、ある種のメタレベルの問いを扱うものである。だとすると、「
2012/10/28 リンク