死ぬことは生きること…今敏氏の逝去を悼む: たけくまメモ

ここに掲げた写真は4年前の暮れ、私が脳梗塞で入院していた時のものである。『パプリカ』の監督である今敏氏と、原作の筒井康隆氏より、入院お見舞いとしていただいたものだ。筒井氏には一回取材者としてお会いしたことがあるが、たぶん先方には記憶がないだろう程度の接触だったし、今敏氏とはこの時も以降も面識はない。 では、なぜこのような戴き物があるのかというと、私が入院直前までに『パプリカ』を映画館で２回見たと知ったソニー・ピクチャーズ（『パプリカ』の製作元）の社員F氏が、社内のプロデューサーに掛け合って広報用パンフレットにサインをもらい、病院にまで届けてくれたものである。Fさん、その節は本当にありがとうございました。 サインには「早く元気になってください」（筒井氏）のほかに「お大事に」（今氏）とある。その今敏氏が、この８月２４日、私より早くこの世を去られたことには、どういう言葉を出せばいいのか、思いつか

[atoh]

「漠然と８０歳くらいまで生きるつもりでいたが、今の体調を考えると、とてもそうは思えなくなった。」これはよくわかる。若いころは自分の寿命なんて他人事のように思ってた。

[guldeen]

『励まされた私は生きていて、励ました今氏はもうこの世の人ではない。皮肉な、というより不思議な感じがする』←ここの部分は、なにかクるものがあるな…。

[taimatu]

今 敏監督の遺書、仕事中に読んだせいで、涙こらえるのに大変だった。死にたくないけど、どうせ死ぬならやりたいことやって死にたいと思った。

[bridgestone]

"「死ぬこと」は「生きること」であるが、見事な「生き方」のお手本が、ここにあると思うからだ。"

[niccoro]

締切、か……

[yyamaguchi]

「途中で迷ったら今敏氏の「遺書」を読み返すことにしたい。「死ぬこと」は「生きること」であるが、見事な「生き方」のお手本が、ここにあると思うからだ。」

[mmsshhrr]

いつもの竹熊氏の文体と違う

[EG_6]

“誇れるものがない私の人生だが、「締切」はもうそのあたりまで来ている。途中で迷ったら今敏氏の「遺書」を読み返すことにしたい” ―沁み入る。

[ohnosakiko]

＞誇れるものがない私の人生だが、「締切」はもうそのあたりまで来ている。／お‥‥重い。「締切」刻々と迫っている自分はどうなんだろうと思うと暗澹たる気持ちになる。

[kono]

自分の人生の締め切りもほどなく来るだろう。今敏氏を見習いたい。

[satake7]

漫然と生きていないかをいつも見つめ直す遺言