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去りゆくひと、死んでゆく島 老いる日本はどこに向かう:朝日新聞デジタル
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去りゆくひと、死んでゆく島 老いる日本はどこに向かう:朝日新聞デジタル
その島は、ひとが足を踏み入れるのを拒んでいるようだった。 瀬戸内海に浮かぶ岡山県の黒島は、本州から... その島は、ひとが足を踏み入れるのを拒んでいるようだった。 瀬戸内海に浮かぶ岡山県の黒島は、本州からわずか1・5キロ先。小舟をチャーターして5分、浜辺には小型船が放置されていた。 水をかぶり、エンジンがさびて赤茶けている。最後の住人となった中上裕陽(なかうえ・やすはる)さん(85)のものだった。2カ月前、ここを去った。 島をめぐる取材をした7年前、「お迎えがくるまで、島の面倒を見る」と語っていた。この島に生かしてもらった。先祖の墓を、神社を、守りたいのだと。 だが、体力が衰え、船の乗り降りが難しくなった。10月に瀬戸内市の本州側に移り、一日のほとんどをテレビの前で過ごす。 無人になった島は草木が伸び放題だった。キャベツ畑は荒れ、長靴とタオルが干したまま残されていた。 海を見渡す高台に出た。6基の墓が並ぶ。墓石がない。土台だけ。供えられたキクは赤や紫、黄の色みを失い、こうべを垂れている。近い将