(e)merging. #3: Minkowitz, D. "Giving It Up: Orgasm, Fear and Femaleness"

(e)merging. 第３回 （08/16/98） 自分の欲望という『獣』を認めるということ テキスト： Donna Minkowitz, Giving It Up: Orgasm, Fear and Femaleness, from "To Be Real: Telling the truth and Changing the Face of Feminism" Rebecca Walker, ed. (1995) １９９５年に第３次フェミニズムのアンソロジーとしてRebecca Walkerが「To Be Real」を編集・出版した際、その内容から第２次のフェミニストたちに最もショックを与えたのが、このDonna Minkowitzによる「Giving It Up」という論文です。 あまりに視点が違いすぎるためか後述するように第２次フェミニズムから大きく誤解して論評される事の多い論文

[skeleton-lair]

社会や対人の場以外では人間でいたいともいるべきだとも思わないけど。私たちって元々そういうものでしょ。/欲望も快楽も他者を前提としないものだと思う。

[inukorori]

"彼女はＳＭを弁護しているのではなく、自分の中に潜む性的欲望という「獣」を、モンスターではなく自分の一部として認めようと主張している"

[angmar]

興味深い。

[Midas]

ゾーニングが倫理上問題のある精神退行現象なのだとよくわかるエントリ。不用意に目に入らないよう情報をコントロールするのは機会を奪うことであり欲望を都合の悪い何かとして否認すること。歴史修正主義と同じ欺瞞

[WinterMute]

"そこに「獣」がいないように振る舞おうとすると、逆にそれは心の地下深くに潜って、より汚らわしい存在に感じられますが、実は「獣」は人間の自然な欲求の一部であり、隠す必要はないと彼女は考えるのです"

[z0rac]

うーん。それは「内省」ってことでは？盲点を指摘する意味はあるとは思うが文学寄りの話。

[seijigakuto]

「第２次後期のラディカルフェミニズムに反発しながらも...「獣」を正当化する論理は...「自分に素直になること」「ありのままの自分を認めること」から始まる第３次フェミニズムの波は、もうそこまで来ています」

[yuhka-uno]

獣を飼い馴らすには、獣の存在を認識し向き合うこと。獣を認識していない人は、獣を躾もせずに放置しているようなもの。自称『論理的な人間』ほど感情的なのは、自分の感情を認識していないから。

[hituzinosanpo]

「自分の欲望という『獣』を認めるということ」

[spectre_55]

自分の中の｢獣｣=性欲の存在を(それが傍目にどのように映るものであるにせよ)認めることについて//性欲に限った話ではなく、あらゆる欲望についてもそう、かなあ

[dadako]

JUNEはわたしにとっての獣の解放だった（らしい）とわかってきたこの頃。