幻の押井アニメが初の劇場公開、NHK放映作品の劇場版もお蔵入り30余年。

1980年代に製作されながらも、長らくお蔵入りしていた押井守監督による幻のアニメ作品「劇場版 ニルスのふしぎな旅」の劇場公開が決定した。 本作は、1980年からNHK総合で放映された、スウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ原作の名作シリーズをもとに製作された劇場版。妖精の魔法で体を小さくされてしまった少年ニルスが、ハムスターのキャロット、ガチョウのモルテンと一緒に、渡り鳥の故郷ラップランドを目指す旅に出る。 押井監督にとっては、タツノコプロから尊敬する鳥海永行氏に続く形でスタジオぴえろに移籍し、演出した作品。押井監督はこの作品で「鳥海氏に演出家として育ててもらった」と回想している、いわば“押井守の原点”とも言える作品だ。 「劇場版 ニルスのふしぎな旅」は、1月31日から2月6日まで、渋谷アップリンクにて公開。 ☆「劇場版 ニルスのふしぎな旅」 （1983年 / 日本 / 97min） 原

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ニルスやキャロットが学祭準備に奮闘する映画か