東京新聞:参院議員資産３７７０万円 昨夏当選者平均 １１年比２４％増:政治(TOKYO Web)

昨年七月の参院選で当選した議員百二十一人の資産報告書が六日、国会議員資産公開法に基づき公開された。共同通信の集計では、株式を除く預貯金などの金融資産と土地、建物を合わせた資産総額の平均は三千七百七十万円。前回二〇一一年一月公開時の三千二十万円から２４・８％増え、二回連続で増加した。首位は飲食チェーン「ワタミ」の元会長で初当選した渡辺美樹氏（自民党）の十七億五百八十万円だった。 二位は経済評論家で投資助言会社社長の新人、藤巻健史氏（日本維新の会）で六億六千八百七十万円。初当選の「資産家」二人が平均を押し上げたことが増加の主な理由だ。前回もコーヒーチェーンのタリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏（みんなの党）がトップで、実業界出身の初当選組が全体をかさ上げする傾向が続いている。